Mさん(仮名・36歳女性・鹿児島県の地方銀行員)から届いた話。マッチングアプリ起業家ロマンスで80万円を失った経緯。
マッチングアプリで出会い
2024年春、Mさんは婚活目的で大手マッチングアプリに登録。40代男性で『東京在住・年商5億の起業家・年内に結婚意向あり』と記載するプロフィールにマッチ。プロフィール写真はホテルラウンジ・タワマン・高級時計の写真。
LINEでの会話
マッチング後LINEに移行。毎日連絡が続き、相手は『出張で全国を回っているので会うのは難しい』『君のような誠実な人を探していた』と言葉巧みに距離を縮めた。電話・ビデオ通話は『会議が多い』と回避。
投資勧誘
1か月半後、相手から『資産形成として暗号資産を運用している。少額から試してみない?』との提案。指定された海外取引所に登録し、Mさんは最初30万円を送金。専用画面では1週間で50万円に増えた表示。
追加送金と凍結
『一気に増やしましょう』との誘いで、追加50万円を送金。合計80万円。出金しようとすると『口座本人確認手数料』として15万円の追加送金要求。ここでMさんは停止し、警察に相談。
警察・国民生活センター相談
鹿児島県警と国民生活センターに相談。プロフィール写真をGoogle画像検索したところ、別人(海外モデル)の写真流用と判明。海外取引所での暗号資産送金のため、犯人特定は事実上不可能。Mさんは80万円全額損失。
振り返り:3つの教訓
1. マッチングアプリの『年商○億』は登記簿で確認可能(会社実在性)
2. プロフィール写真のGoogle画像検索は数秒でできる第一防衛
3. 通話・ビデオ通話を一貫して回避する相手は実在性が疑わしい